3月28日と4月3日にウェビナーで行われた、「トラウマとメンタライゼーション・ワークショップ」の受講しました。
私が、一昨年ぐらいから、とても気になっている「メンタライジング」。メンタライジングとは、簡単にいうと、「自分の心を使って他者の心を理解しようとすること」ということです。
乳幼児期の子育て支援に携わっていると、子どもの言葉と情緒の発達について深く考えること、感じることがあります。情緒は言葉よりも早く子どもに 不快ー快 というものが備わっていて、その後徐々に様々な情緒が獲得されていくのですが、それをこのモヤモヤが〜〜という気持ちを周りの大人たちが名付けて行かないと、いつまでたっても子どもの心はモヤモヤで混乱したまま、未熟なままになってしまいます。
そこで大切になってくるのは大人が子どもの心を予想して、代弁してあげる行為なのですが、これこそが、メンタライゼーションなのです。
メンタライゼーションはいつでもできるものではありませんし、得意な人も不得意な人もいます。周りの大人自身が自分の気持ちに気づきにくかったり、不安だったり、怒りだったりが強いとメンタライゼーションはできなくなってしまうそうです。メンタライズに基づいたカウンセリングを受けることによって、大人のメンタライジングの力も向上していきます。
幼い子どものトラウマ治療について事例を交えてお話がありました。プレイセラピーの中で行なっているそうです。言葉が少なくても、子どもの遊びの内容をセラピストが読み取っていきます。
研究も進んでいて、子どものメンタライゼーションの力は、ごっこ遊びの内容や質で予測されると研究結果からわかっているそうです。
やはり、子ども時代のごっこ遊びには計り知れない魅力がありますね。今後も子どもたちの遊びに興味を持ち続けたいと思いました。
今回は内容が盛りだくさんだったので、大人のメンタライゼーションの内容ももっと聞きたかったです。
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